| EP便り2010年2月号 |
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エパレク学習会の情報誌 EP便り 2010年2月号今月号は、1月に行われた学習会でのご質問をまとめました。 (EP便りpdf版はこちら)
2月の学習会のお知らせ日時:2月13日(土) 13:00〜16:00 〒108-0074 学習会のご案内エパレクでは、毎月1回(原則第2土曜日、1月8月はお休み)ぜんそくやCOPDなどについての学習会をしています。初めて病気と診断されて不安な時、病気のことをもっと知りたい時、処方された薬について気になる時などにお気軽にご参加ください。病気とじょうずにつきあうことができるようになった先輩患者(EP)や薬剤師などの専門家とテーブルを囲んでいっしょに勉強してみませんか。わかりやすいテキストや薬の一覧表などもご用意しております。 学習会へのご参加について熱がある、セキが出る、のどが痛いなどといったカゼの症状がある時にはご参加を見合わせてください。カゼやインフルエンザは交通機関や大勢の人の集まるところでは多くの人に同時に感染します。また、症状が治まってからも2日ほどは人にうつす恐れがありますので、なるべく自宅で療養することをお勧めいたします。皆様に安心してご参加して頂けますよう、ご協力ください。
エパレクオープンセミナーにご参加、ご協力ありがとうございましたエパレク主催、独立行政法人環境再生保全機構共催「第5回熟練患者(EP)と専門家が答える大相談会」2010年1月31日(日)12時30分(開演)が都市センターホテルにて無事に終了いたしました。相澤久道先生(久留米大学医学部内科学講座 呼吸器・神経・膠原病内科主任教授=COPD)秋山一男先生(国立病院機構 相模原病院 院長=アレルギー)浦島充佳先生(東京慈恵会医科大学大学院医学研究 (小児科)准教授、分子疫学研究室 室長=感染症/新型インフルエンザ)の三人の先生に貴重なご講演をしていただき、また10名以上の専門家がテーブルや実演をご担当くださいました。来場者数は約200名、ハイチのこども医療のためにユニセフを通して送られる義援金は当日だけで6万円を超えました。EPをはじめ、多くの方のご協力を心より感謝いたします。
浦島充佳先生(東京慈恵会医科大学 小児科准教授)のご講演のサマリー「新型インフルエンザって何?今回の流行から予防対策を学ぼう!」○新型インフルエンザってなに?トリにはトリ、ヒトにはヒトのインフルエンザがある。ヒトのインフルエンザは年間を通して南半球と北半球で交互に流行し、毎年少しずつ型が変わっていく。ブタはトリやヒトのインフルエンザにかかりやすく、両方に同時に感染するとブタの体内で混ざりあって「新しいインフルエンザ」になり、それには免疫がないために世界中で流行する。20世紀には新型インフルエンザのパンデミック(大流行)が3回あった。(1918年スペインカゼ1957年アジアカゼ1968年香港カゼ) ○流行はどうなったの?4月に新しい感染症の情報をプロメドで掴んでから、あっと言う間に世界中に広まった。日本では夏に兆し、秋に大流行、その後落ち着き、今は流行のピークは越えているがまた少し増えている。 ○呼吸器疾患の患者がハイリスクと言われていたが、感染によるリスクが最も高かったのは?アメリカのデータによると乳幼児、小中学生、青年の入院や死亡が多かった。高齢者の入院比率や死亡は通常のインフルエンザより低かった。カナダのデータによると発症二日以内に抗ウイルス薬を投与することで悪化を予防できる。オーストラリア、ニュージーランドでは、入院のリスクは呼吸器疾患(2.5倍)より妊婦(10倍)、極端な肥満の人に多かった。アメリカのデータによると入院については呼吸器疾患患者が多かったが基礎疾患のない人も半数いた。抗ウイルス薬投与の効果についてはカナダと同じ。透析患者、妊婦はリスクが高い。 ○日本の新型インフルエンザ死亡率が低かった原因は?スペインカゼのデータによると香川県は人口10万人あたりの死亡率2000人以上、東京は150人で非常に大きな差があった。(14倍)地域医療の普及の差が一歳台のこどもの死亡率、そしてインフルエンザの死亡率と相関している。日頃から「助けられる病気をちゃんと助けられる医療体制」にしておくことが大事。今回も各国の乳幼児死亡率に比例して新型インフルエンザの死亡率に差が出た。(日本の乳幼児死亡率は低い)アメリカは先進国ではあるが格差社会で、無保険者が20%もいる。そのためにこどもが熱を出しても救急車を呼べない人がいる等の事情がある。 ○インフルエンザの感染予防に有効なのは?マスクだけ、手洗いだけ、よりもマスクと手洗い両方をしっかりすると感染頻度を減らすことができるということが科学的方法で確認された。 ○身体を守るためにだいじなことは?東京マラソンにも参加し、日頃から身体を鍛えておくとカゼを引きにくくなると実感している。ストレスをためない、睡眠をしっかりとる、バランスの良い食事や適度な運動などは、インフルエンザだけでなく全ての病気の予防になるのではないかと考える。
監修:灰田美知子 文責:黒木宏隆、矢内純子
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