| EP便り2009年10月号 |
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エパレク学習会の情報誌 EP便り 2009年10月号今月号は、9月に行われた学習会とセミナーでのご質問をまとめました。 (EP便りpdf版はこちら)
10月の学習会のお知らせ日時:10月10日(土) 13:00〜16:00会場:高輪区民センター3階 講習室 〒108-0074 港区高輪1-16-25 高輪コミュニティーぷらざ TEL(03)5421-7616 FAX:(03)5421-7628 http://www.koyukai.org/takanawa_guide.html <会場への交通機関>地下鉄南北線/三田線 白金高輪駅下車出口1番 駅の真上です。 (センターには専用の駐車場がありません) 学習会のご案内エパレクでは、毎月1回(原則第2土曜日、1月8月はお休み)ぜんそくやCOPDなどについての学習会をしています。初めて病気と診断されて不安な時、病気のことをもっと知りたい時、処方された薬について気になる時などにお気軽にご参加ください。病気とじょうずにつきあうことができるようになった先輩患者(EP)や薬剤師などの専門家とテーブルを囲んでいっしょに勉強してみませんか。わかりやすいテキストや薬の一覧表などもご用意しております。
インフルエンザの感染拡大に伴い、学習会へ参加する方に気をつけていただきたいこと熱がある、セキが出る、のどが痛いなどといったカゼの症状がある時にはご参加を見合わせてください。インフルエンザは交通機関や大勢の人の集まるところでは多くの人に同時に感染します。また、症状が治まってからも2日ほどは人にうつす恐れがありますので、なるべく自宅で療養することをお勧めいたします。皆様に安心してご参加して頂けますよう、ご協力ください。
季節型インフルエンザと新型インフルエンザ(H1N1)の情報にご注意ください引き続き新型インフルエンザの感染が拡大しています。また寒さに向かい、例年同様、季節型インフルエンザの流行も予想されますので、そちらの予防にも十分ご留意ください。予防の一番は、ワクチンの予防接種で病気に対する免疫をつけることです。もし罹った場合でも、症状を軽くします。すでに季節型インフルエンザの予防接種がはじまり、まもなく新型インフルエンザのワクチンも供給されますので、体調を整えて早めに予防接種を受けましょう。アレルギーなどで副作用がご心配の方はかかりつけ医に相談しましょう。ぜんそくやCOPDなど慢性呼吸器疾患のある方、ステロイド薬や免疫抑制薬を使って治療をされている方については、インフルエンザの重症化や持病の重症化が懸念されていますので十分ご注意下さい。 ☆厚生労働省新型インフルエンザ対策関連情報 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html ☆新型インフルエンザ対策(A/H1N1)ぜんそくなどの呼吸器疾患のある人へ http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/09-18-01.pdf
エパレクオープンセミナーのお知らせ第5回大相談会を2010年1月31日(日)に予定しており、詳細は追ってお知らせいたします。
☆9月の学習会での話し合いとセミナーでのご質問やご回答から、今回のQ&Aをまとめました。(記号「A」はEPや患者会から、「薬A」は薬剤師から、「医A」は専門医からの回答です)
Q:抗アレルギー薬について教えてください。A:ぜんそくは気道の慢性炎症を抑え、症状が出ないように管理することができるようになりました。長期管理薬(コントローラー)には、「抗炎症薬」の吸入ステロイド薬(以下、ICS)(場合によっては経口ステロイド薬も)と「症状コントロール薬」があり、そこにテオフィリン徐放製剤、長時間作用型β2刺激薬(セレベント、ホクナリンテープなど)、また長時間作用型β2刺激薬とICSの合剤(アドエア)などと、それ以外に抗アレルギー薬などが含まれます。吸入ステロイド薬だけでは取りきれない症状に対しては、その人の症状に適切な薬剤を組み合わせることで治療効果があります。 薬A:気道の炎症を抑えることが喘息の治療の最も基本的な部分であり、効果、安全性の両面からその目的に最も適している薬剤がICSといえますがICSだけでは不十分な場合、上述のような薬剤を組み合わせて用います。また、この喘息の「気道炎症」はアレルギー性炎症なので、ICSの補助として、抗アレルギー剤(ロイコトリエン受容体拮抗薬、抗ヒスタミン薬等)を上手に組み合わせて用いて治療効果を高めます。 医A:ICSに追加する長期管理薬としての抗アレルギー薬には様々な種類があり、化学伝達物質遊離抑制薬、H1受容体拮抗薬または抗ヒスタミン薬、トロンボキサンA2受容体拮抗薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、Th2サイトカイン阻害薬などがあります。特にロイコトリエン受容体拮抗薬(以下LTRA)(一般名:モンテルカスト、商品名:シングレア、キプレス)をICSに併用する方法は喘息で頻用されます。それはシステニルロイコトリエンと言う物質による気道炎症はステロイドでは抑え切れないと言われておりICSを用いても症状が残る場合はLTRAの併用を試みます。ただ、LTRAの効かない場合もあり、数週間、使用しても無効な時は漫然と用いないで別な併用薬を選びます。その他の抗アレルギー薬も何らかの良い作用があれば選択します。また抗アレルギー薬には抗ヒスタミン効果があるものとないものがあります。抗ヒスタミン効果により眠気が出る事もありますが鼻水やくしゃみなど、喘息以外のアレルギー症状を抑える働きがあり鼻水がのどに回って起こる炎症(後鼻漏=post nasal drip, PNDによる炎症)の予防に有効です。季節ごとの花粉症や風邪を引き易くて喘息症状が悪化する方には有用と考えられます。 Q:咳が続く病気はいろいろあるようですが、ぜんそくとたとえば逆流性食道炎(以下GERD)はどんなところを区別して診断するのですか?治療薬も違うのですか?薬A:それぞれの病気の結果が「長引く咳」という同じものであっても、その原因は、病気によって異なります。そこで治療薬もそれぞれ異なってきます。また、例えば、喘息とGERDの併発など、複数の原因が絡み合っている場合は、それぞれの治療薬を併用する必要があります。 医A:感染症の後の咳は6週間程度、続く事もあります。それ以上、長引いたり、繰り返したりする咳には咳喘息、GERD、後鼻漏(PND)などによる咳があります。咳喘息は喘息に進展する事があるので早めにICSを使います。GERDは胃酸が逆流した刺激で咳がでるので胃酸を抑える薬を使いますが、夜遅く消化の悪い食事を摂る人に多いので食習慣も改める必要があります。PNDは原因となるアレルギー性鼻炎などを抗ヒスタミン効果のある抗アレルギー薬で治療します。それぞれ注意して区別し、それに合う治療をします。 監修:灰田美知子 文責:黒木宏隆、矢内純子
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