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アレルギーや会をを支援していただいている先生方に関する記事について目に付いたものをご紹介しております。記事の活用につきましては、それぞれのご判断において活用していただければ幸いです。なお、紙面による記事につきましては、著作権の関係から掲載紙の紹介と概要に留めております。 「子宮内膜症はアレルギー反応が原因か 」◆薬投与で症状改善も[読売新聞] 04/09/03 若い女性に多く、患者が100万人にのぼるといわれる「子宮内膜症」の原因が、アレルギー反応である可能性が高いことが、栃木臨床病理研究所長の菅又昌雄医師らの研究でわかった。気管支ぜんそくなどの治療に使われる抗アレルギー薬を飲んだ患者の多くは、症状が改善された。菅又医師は「予防薬としても有望」としており、12日から福岡市で開かれる日本産科婦人科学会で発表する。 子宮内膜症は、受精卵が着床するマットの役割をする内膜が、子宮以外の場所にできる病気で、原因がはっきりわかっていない。下腹部に慢性的な痛みが出るほか、不妊症の一因になるとされる。 現在は、子宮や卵巣の摘出以外に完治する方法はなく、ホルモンを使った薬物療法にも副作用が多かった。 菅又医師らは、病気になった組織にアレルギー反応の中心的役割を果たす細胞があり、炎症を起こす物質を出していることを確認。大森赤十字病院(東京都大田区)で抗アレルギー薬を、子宮内膜症の患者10人に約2か月間飲んでもらったところ、細胞レベルでアレルギー反応が減り、腹腔(ふっくう)鏡を使った治療が簡単になった。 自治医大付属大宮医療センター(さいたま市)でも、抗アレルギー薬を飲んだ患者16人の半数以上が、「鎮痛剤を使う回数が半分以下に減った」と答えるなどの効果が見られた。 三共と日本BI、シロップ型抗アレルギー剤を併売[日経産業新聞] 04/08/03 三共と独系製薬の日本ベーリンガーインゲルハイム(日本BI)は抗アレルギー剤「アレジオン」のドライシロップタイプを併売することに基本合意した。両社は既に錠剤と内服液を併売しているが、小児への処方もしやすくなるように、水などに溶かして服用する新剤型でも協力する。 アレジオンのドライシロップは厚生労働省に承認申請しており、2004年前半の発売を見込んでいる。同じ製品名で両社別々に販売する。 ロート、アレルギー物質を簡単検出[日経産業新聞] 04/02/03 ロート製薬は、卵や牛乳などの食品アレルギー物質が含まれているかどうかを簡単に検出できるキットを開発した。約15分で目視で判定できるのが特徴。食品メーカー向けに今秋の発売を目指す。 開発したキットは妊娠検査薬などで使うイムノクロマト法を応用した。抗原と抗体の結合反応を利用し、滴下したサンプルに目的成分があると試験紙に線が表れる。 アレルギー患児と家族を支援[シルバー新報] 03/21/03 詳細記事へ 2キロ四方の花粉情報、1時間ごとにネットで提供 [朝日新聞] 03/17/03 関東周辺を2キロ四方のメッシュに分けたスギ花粉情報を、千葉県成田市の気象会社などがネットで提供している。1時間単位で48時間後の飛散予報も伝えており、パソコンや携帯電話から多い日で1万件を超すアクセスがあるという。 気象情報会社のウェザーサービス(成田市)がインターネットサイトを担当、渋滞情報会社の交通情報サービス(東京都千代田区)が携帯サイトを担当し、2月中旬から無料で提供を始めた。 花粉の数え方は、ワセリンを塗ったスライドガラスの1センチ四方に付着した花粉を顕微鏡で数える「ダーラム法」が一般的だ。しかし手間がかかるため、細 かい地域でリアルタイムの計測をするのが難しかった。 ウェザー社などは、NTT環境エネルギー研究所(神奈川県厚木市)が開発した高さ約50センチの円筒形のセンサーを、関東の11カ所に設置。1立方メートル中の大気の花粉量をレーザー光線を当てて測定している。 これに気温や風向きなどを加味して、関東7都県と周辺を2キロ四方に細分化して、それぞれの地域の飛散量を推定している。「ゼロ」から「大変多い」までの5段階。データは1時間ごとに更新される。 携帯電話からはiモードなど各社の「ATIS交通情報」で見ることができる。 ピーナツ・アレルギーの治療薬が登場へ 効果を確認[CNN] 03/16/03 (AP) 重いショック症状を起こすこともあるピーナツ・アレルギーを抑える薬が米国で開発され、臨床試験の結果、相当の効果が確認された。試験の参加者からは、この薬によってほかの食物アレルギーや花粉症の症状が軽くなったとの報告もあったという。 試験薬は「TNX−901」と呼ばれ、ぜんそくやアレルギーに関わる抗体「IgE(免疫グロブリンE」を抑える作用により、反応を防ぐ。米マウント・シナイ医大のヒュー・サンプソン博士が効果を検証し、医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」の最新号に報告した。 試験では、ピーナツ・アレルギーを持つ患者84人に、月に1度、4カ月間にわたってTNX−901またはプラセボ(偽薬)を投与した。薬の量はさらに3段階に分けたが、医師や患者には知らせなかった。 患者は当初、平均するとピーナツ半個分でアレルギー反応を示していたが、薬の投与量が最も多かったグループでは、平均9個分のピーナツ粉末を摂取できるようになった。このうち5人は、ピーナツ24個分でも反応が出なくなったという。 TNX−901は昨年、米食品医薬品局(FDA)の承認へ向けた最優先審査薬に認定された。ただ、法的権利をめぐって製薬会社3社が争っていることもあ り、サンプソン博士によると、商品化は早くて3、4年後になる見通しだ。 米国では近年、ピーナツ・アレルギーの症例が増加して大きな問題となっている。患者は全米で150万人に上るとされ、年間50人から100人の死者が出る。空気中に舞っているピーナツの粉を吸い込んだだけでショック症状を起こすこともあり、旅客機の機内食からピーナツを排除したり、学校給食でピーナツ・アレルギーの子どもを隔離したりといった対策が取られている。サンプソン博士によると、TNX−901でアレルギーを抑えるには、月に一度の注射を常に続ける必要がある。 小児科を救え!交付金上乗せ…総務省方針 [読売新聞] 03/16/03 ◆病床持つ公立病院を支援 総務省は2003年度から、小児科専用の病床がある公立病院を運営する地方自治体に地方交付税交付金を重点配分する方針を決めた。採算性の悪さなどから全国的に小児科が減っているため、減少に歯止めをかけるのが狙いだ。小児科分の交付金総額は数十億円規模になる見通しだ。 厚生労働省によると、小児科を持つ病院は1997年は3768か所だったが、2001年は約1割減の3433か所になった。最近は、夜間に小児科診療を行う病院を見つけられず、子供の治療が遅れることなどが問題となっている。 このため、総務省は自治体が所管する公立病院に対し、自治体を通じて財政支援を強化することにしたものだ。対象の公立病院は全国に約70か所あり、病床数は全体で約2700。交付金は病床数などに応じて配分する予定で、従来の地方交付税交付金に小児科病院分を上乗せし、自治体に交付する。 |
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